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【技術派遣】仕事に対する考えと精神的な強さはブラックな派遣先に教えてもらった

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私は某自動車メーカーの派遣社員として約5年半勤務していますが、その内4年はブラック部署に配属されていました。

ブラック経験者として精神面は本当に鍛えられる場所だと思います。

 

振り返るとこんな経験をしていました。

 

以下、前の派遣先の経験

勤務時間は7時から22時。

内2時間はサービスで昼休憩はあったりなかったり。

 

そして、メインの仕事は大きく分けると3つあり、

①市場不具合品の原因調査

②部品表の管理業務

③試作品用の部品調達をやっていました。

 

この仕事で大変だったこと

何も教えてもらえない

派遣先部署から仕事の進め方のレクチャーは全くありませんでした。

 

強いて情報提供してもらったことを言うなら「モーターファン」と言う自動車の雑誌を貰ったくらい。それにも関わらず初日から製造現場に行き、不具合の原因を調べてこいという業務命令を受けていました。

 

本来は不具合を起こした製品の内容を詳しく知らなければいけないのですが、上述の通り全然内容を教えてもらえないので交渉が上手くできず、大体現場から怒鳴られていましたね。

 

勿論、そうならないように業務依頼が来た時点で仕事の仕方を派遣先上位者に相談しているのだけれど、それも拒否されていました。

 

理由は一般常識だから。

 

出張して仕事している場合はメールで赤文字、太字の最大サイズで送られたりしたこともありました。

 

一般常識では◎◎なのですが、なぜそんな簡単なことができないのですか?

↑こんな感じです。

実際はもっと大きく出されていました(笑)

  

口頭相談の場合も会議席や机を台パンしながら怒鳴られていました。

 

聞いただけでは依頼内容が理解できない。

でもわからないことを相談しても解決できない。

 

どうしようもなく、止まっていたら更に「ヘジってんじゃねーよ!」(hesitateが由来)と追加の攻撃がきたこともありました。アウトプット出来ないので指を差されてこいつ扱いされて馬鹿にされましたし、成果が出せなければお前を殺すと脅されたりもしました。

 

派遣先上位者から派遣会社の営業には仕事をする姿勢がないというクレームも来ましたね。自社に呼び出されて、日程管理指導を受けたこともありました。

 

あ、でも派遣先のセクハラ・パワハラ防止研修期間中は上司は優しかったですよ。

(ハラスメントと認識してやっていたんかい!!!) 

 

ツールの使い方を何も知らない

部品表管理と部品調達は派遣先独自のツールを使って進めていましたが、派遣先のチームは誰も使い方を知りませんでした。

 

一方で管理する構成部品は約2000種類あり、その定期更新のために電子報告書を1日1件リリース(年間で言うと240件くらい)をノルマで定められていました。

 

ちなみに他の社員の方は多くても1年60件くらいです。

平均的には1年で20件~30件といったところですね。

 

ツールの使い方が誰も知らず、ヒアリングしても誰からも教えてもらえない中で派遣先社員の最低4倍のアウトプットを出さなければいけなかったのは本当に辛かったですね…。

 

朝6:30頃に出勤して独学でツールの使い方を習得し、何とか120件までは出せましたが、結局はノルマの半分くらいしか出せなかったので、またやる気のない奴という評価をされてしまいました。

 

というのも、当時の派遣先上司は派遣先独自の管理ツールの使い方を一切知らないのにも関わらず、「報告書1件リリースするのは3時間あれば余裕」という謎の持論を出していたからです。

 

余裕だというのなら是非1回やってみて欲しいですよ…。

 

辛い環境は早く去るべきだった

結局、この派遣先では技術的内容も事務的な業務も一切教えてもらえませんでした。派遣先独自のルールも用語も教えてもらえず、独学でやっていました。

 

必然的に習得も遅くなり、仕事をしたくても出来ないのが大変でした。

 

そんな中でも何とかやれたのは、仕事に関わっている自動車部品会社の人が親切だったからです。前の派遣先上位者は周りからも評判が悪かったため、状況を理解してくれた方が助けてくれました。

 

現場の人も基本は厳しいですが、事情を知ってもらえると協力してくれました。 

そして、現場のリーダーや自動車部品会社の責任者からは「派遣のいいところはすぐに現場を変えられることだから」と当時の派遣先を離れることを強く勧めていました。

 

今思うと、本当にその通りにすべきでした。

 

何故そんな中でも辞めなかったのかと言えば、当時はこの状況を作り出したのは自分の実力不足が原因と考えていたからです。何とか仕事が出来るようになりたいと我慢して続けていましたが、結局クレームは解消になりませんでした。

 

結果、派遣契約は途中で打ち切りとなってしまい、派遣会社の研修施設に復帰することになりました。

 

派遣会社に戻ってからも大変だった

自社の研修施設に復帰した後も辛かったですね。

 

復帰して初めに行ったのはクレーム解約となった背景について事実確認のヒアリングです。内勤社員に対して、今まで起きた出来事を正直に話しましたが、あまり真剣に話は聞いてもらえませんでした。 というのも、派遣会社のクレーム克服対応というのはお客様からのクレームが全て正しいという前提での対応だったからです。

 

その前提のため、私は口答えをするダメ人間扱いされていました。

 

当時面談対応したのは2名の内勤社員の方でした。

1人はキャリアアドバイザーという方。その名の通り派遣エンジニアのキャリアを考える方になりますが、事情を話した結果「お前に時間をかけたくない」と放置されてしまいました。

もう1人は技術研修を担当している講師の方。同じ場で私の話の内容を聞いていたのですが、その上で「そんなのは当たり前の事だ」と言い返されてしまいました。

 

ちなみに私のパフォーマンス不足を克服できたかを判定したのは、その「当たり前」と言った技術講師でした。自社に戻った結果、更にストレスの溜まる環境へ行くことになり、本当に嫌でした。

 

辛い。この環境でもう働きたくない。

精神的に一番追い込まれていた時期でした。

 

途中から相手にするのも面倒になり「講師=正しい」で仕方なく対応していましたが、そんな時に技術講師の方が「私の言っていることが正しいということですね」と言いながら優越感に浸っている姿を見て、本当にイライラしたのをよく覚えています。

 

当たり前だと言うのであれば、内勤の皆さんも同じ現場で働いてほしいです。

自己研鑽は当然やっていた。その上で派遣先社員に相談しても誰も対応してくれない。そもそも派遣先独自のツールやCADの使い方すら知らないプロパーばかりのチームでちゃんと仕事が出来るのか?

 

未だに派遣会社の内勤の対応には納得いきません。

 

ブラックな期間で得られたもの

・メンタルの強さ

・最低限のコミュニケーション能力

・仕事に対する新たな考え方

 

とにかく切羽詰まった状態でメール、電話、現場訪問をやっていたので精神面は大分鍛えられましたね。

 

そして、最後の仕事に対しての考え方を得られたのが本当によかった。

 

成果を出すために一生懸命努力した上で、どうしようもないときは逃げていい。

現状を他の人に相談したところで環境そのものが変わる訳でもないですし、 最悪の場合は事実が歪められ、悪者にされることもあるという事が理解出来ました。

 

今はご縁があり、同じ某自動車メーカーの別部署に派遣されています。

今の派遣先部署のプロパーの方は本当に同じ会社の人間なのか?と言うくらい親切な方が多く、何も教えてもらえないという事はないのですが、組織体制が変わることでいつ同じ状況になるかは判りません。

 

いざ似たような場面に直面した時は、経験を活かした柔軟な動きをしていきたいものです。