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派遣社員から臨床工学技士になった人の日記です。

当たり前のことは馬鹿にせずちゃんとする。自分の当たり前は当たり前でないと認識する。

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「凡事徹底」…これはその通り。一方で、私は「当たり前」という言葉が嫌いです。似たような表現で「常識」という言葉をよく使う人も嫌いですね。なぜならそれは人によって変わるものだからです。

常識といえば、アインシュタインの言葉で『常識とは十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう』というのがあるけど、私はそっちのほうがしっくりきますね。

 

今、私が「常識」だと思っていることも偏っているだろうし、相手の「常識」だって偏っています。チームとして動いていくならば、その偏りがあると知りながらも妥協する内容で進めていくしかない、というのが私の考えです。

 

…かつて「当たり前」で苦労したことと言えば、3つ目の派遣先です。

当時の私はメールの返答が遅いという理由で派遣先の上司(40代後半)からよく怒鳴られていました。これも「常識」から外れた行為だと指摘されていたからでした。

 

怒鳴った上司曰く、「メールとは受け取り後1分で返信する」のが常識でした。そして、私はその時、メールの対応に5分~15分くらい掛かっていました。つまり、私はその人の常識からは外れた対応をしていたという訳です。

 

何度もこの対応を繰り返していたので、上司には我慢の限界が来ていたらしく、ある日上司と私宛に来ていたメールを見せながら「見てろ!1分で返せるのは常識だ!」と言って、目の前でメール対応をしていました。やれるものならやってみろと思いつつも私はずっと見ていましたね。

 

…結果、結局上司も5分以上掛かっていました。

 

おいおい。人に要求しているのに、自分自身が言っていた常識、出来ていないじゃないですか。メール返信の時間、私とほぼ同じじゃないですか。しかもその後、派遣先上司は何の謝罪の言葉もなく、無言で自席に戻っていきました(笑)。

 

何か言うことはあるんじゃないのか?自分に甘すぎやしないか?

 

さすがにこの時は変な笑いが出ましたね。こんな人が誰もが聞いたことのある某大手自動車メーカーの正社員(チームリーダー)かと…。ただ有名企業の看板があるだけで仕事の出来る人間だと勘違いしているんだな…と当時は呆れてしまったことを覚えています。

 

ご縁があり、某完成車メーカーはいくつかの部署を渡り歩いたので、こういう人が全てではないとわかってはいるのだが、う~ん。酷いところにいたもんだ。